2009年4月6日月曜日

2009年 外科学会メモ

HD患者のうちDMは大きな因子。その他の因子を比べる意味よりも強い。

OPCAB
パスポートを打つ時、動いて困る場合はスタビライザーを使用するとよい。
CAPS:内シャントチューブの代用品で拡張期に末梢に血流を流せる。

スペアリングにおいてラーニングカーブは術前・術中のディシジョン・メイキングであって、テクニック自体はあまり難しくない。

TAR:無名静脈はIMVを結さつするまで剥離。末梢側の剥離はAo背側を切開していき、外膜を逃さないようにする。

EVAR:腎機能低下患者はHDになるまで待つと腎動脈までランディング可能になる。逆にEVARの際に腎動脈狭窄があると治療を同時に行える。

DESは除去困難。BMSは簡単。
ステントグラフトの除去も簡単だが、再建は手術が大きくなり困難となる。ステントグラフトの固定術はうまく行かないことが多い。ステントによる糸のカッティング。ステントを外すと耐久性の心配が出てくる。

フリースタイル
コロナリーボタンはRCAを合わせる。LCAはずれるので新たに作成。

再手術
右心系の圧の高いものは注意が必要。ECCを回す。

AVRリーク
切開が高すぎるなどで、視野が悪く、弁が降りないことが原因。一番深い部分を先に下ろす。
左室形成
クランプ下ルートパーフージョン・ビーティング。利点はビーティングを保てること、エアの混入が防げる。

ゼニス:ショートネック、CIA瘤に適応。シャワーエンボリ、脚閉塞に注意。
エクスクルーダー:angulation, poor accessに可能。タイプ2に注意。
ゼニスフレックスが近いうちに登場。


思い付き
TAAA分枝折れ曲がり防止にリング付ゴアテックスはどうか?
広範囲置換の際、オープンステントを前もって冷やしながら末梢側からやる方法はどうか。多分、そんなに難しくないと思う。直視下で末梢グラフトグラフト吻合が可能。ステントグラフトに縫い代が必要。ステントのない部分