第66回日本胸部外科学会定期学術集会 最終日
LS16
座長: 高梨 秀一郎
演者:大北 裕
第1会場
(仙台国際センター大ホール) 日本ライフライン㈱
AVRの基本について
榊原病院内科渡部先生も参加。
大動脈切開:NCCに切れ込む
従来はNCCとLCCの間に行く。最近は弁が良くなったので弁輪拡大する必要がなくなったため。注意点としてバルサルバ組織は弱いので、糸の結紮の際に、思わぬ方向に切れてしまう。横に裂けると大変。中途半端に切るくらいなら弁輪まで切る方が良い。
大北先生:横切開。その後の手技(形成、ステントレス)によって切開延長方向を決める。
大動脈石灰化:石灰化のないところは弱いことが多いので注意が必要。TAVIでは不均一な石灰化弁輪は要注意。
バルサルバ
TAVIでは大きさが注目されるようになってきた。小さいものはAVRリスク。
MICS
左切開が良い。左方向には引っ張れる。右切開でRCCの糸掛けは困難。
糸掛け
シングルは中に何も出てこないので弁のパフォーマンスは最大になる。マットレスは縫い縮めるので、小さくなる。(中を覗くとプレジェットが見える)。→シングルは助手の能力の高さが重要になりそう。
結紮
TAVIの6ヶ月後再手術では、弁がスポッと抜けた。つまり固定の力は殆どいらない。サイジングでジャストが入ればそっと置いてくるだけで良い。→小さいサイズを入れるとリークのリスクになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿