2017年12月20日水曜日

The ORBITA Trial Results: What Do They Mean for Surgeons?

The ORBITA Trial Results: What Do They Mean for Surgeons?

https://www.ctsnet.org/article/orbita-trial-results-what-do-they-mean-surgeons

症状のある安定狭心症、1枝病変患者200人をランダマイズドにPCI群とプラセボ群に振り分けたが、差がなかったという試験。

これが外科医にどう影響するか?

そもそも1枝病変自体が珍しいし、内科の話だし、これを外科医がああでもないこうでもないと言っているのは少し不思議。


2018/1/10追記
私の予想に反して、世の中は大騒ぎになっている。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t304/201712/554224.html?n_cid=nbpnmo_mled
 PCIを専門とする医師からは、「もっと長期予後を見ないと」との声が上がるが、血行動態の改善はPCIを行った方が急速かつ顕著であることは明らかなので、早期の評価はむしろPCI群に有利だったと考えられる。

なるほど、この点は気づいていなかった。

また

同時にORBITAは、もう1つの重要な問題を再認識させた。ブラウン氏は「PCIのようにプラセボ効果が顕著な治療に関する臨床試験では、錯覚による改善にだまされないよう、シャム手技と介入のブラインド化が重要であることをORBITAは強く示した」と評価する。

なるほど。「シャムのプラセボ効果は予想よりずっと大きい」ということですね。

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