2010年12月1日水曜日

アンカロン

ESC Af guidelineでアンカロンがかなり注目を浴び始めている。

当方でも、術後のAfに対して使用し始めたが、感触は非常に良い。
全例NSRに復帰している。

気になるのは、やはり間質性肺炎。今までのところ2例に発症し、中止にて事なきを得てる。

プロトコール
本来は下記のようになっているが、簡便性のため改良している。

アミオダロン6A,750mg(15mL)+ 5%ブドウ糖液500mLを
初期:10分で100ml
負荷:33ml/h
維持:17ml/h


投与方法(48時間まで)
(1) 初期急速投与:塩酸アミオダロンとして125mg(2.5mL)を5%ブドウ糖液100mLに加え、容量型の持続注入ポンプを用い、600mL/時(10mL/分)の速度で10分間投与する。
(2) 負荷投与:塩酸アミオダロンとして750mg(15mL)を5%ブドウ糖液500mLに加え、容量型の持続注入ポンプを用い33mL/時の速度で6時間投与する。
(3) 維持投与:17mL/時の速度で合計42時間投与する。
1) 6時間の負荷投与後、残液を33mL/時から17mL/時に投与速度を変更し、18時間投与する。
2) 塩酸アミオダロンとして750mg(15mL)を5%ブドウ糖液500mLに加え、容量型の持続注入ポンプを用い17mL/時の速度で24時間投与する(塩酸アミオダロンとして600mg)。

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