最近のトピックスです。アメリカの有名な循環器系学会、内科、外科、インターベンション、核医学が集まって、虚血性心疾患に対する治療の新たなガイドラインを作成しています。
以前、医療過誤専門の弁護士さんが講演で言ってましたが、
ガイドラインに反することは、よほどの理由、裏づけがないとやってはいけない。
とのことでしたので、ガイドラインの遵守ということは、現代医療においては大切です。
今回のポイントは、無症状、低リスクの場合、PCIはかなり否定的になっています。
PCIは、2枝病変でLAD中枢病変の場合、適切だが、3枝病変では不明、LMTのある場合は不適切!とされています。これは日本の実情とかなりずれています。
ACSに関しては、発症後12時間以上のSTEMIで症状が安定しているものは、血行再建の適応ないし、緊急CAGの必要すらない。またPCIや血栓溶解療法で責任動脈の治療が成功した後、症状が安定しているなら、他の動脈の血行再建は不適切である。とこれも踏み込んだ意見です。
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