造影遅延が予後悪い
病理
MRとの関連は興味のあるところ。
肥大型心筋症の外科治療の適応
Class Ⅰ :
1.NYHA Ⅲ度以上の症状を有し,薬剤抵抗性で,安
静時に50mmHg以上の左室流出路圧較差を認める
HOCM
2.意識消失発作から回復し,安静時ないし薬物負荷
時に50mmHg以上の左室流出路圧較差を認め,薬
物抵抗性のHOCM
Class Ⅱ :
1.心症状は軽度ないし認めないが,薬剤抵抗性の,
安静時に50mmHg以上の左室流出路圧較差を認め
るHOCM
Class Ⅲ :
1.無症状ないし薬物療法にてコントロール可能な
HOCM
2.症状はあるが運動あるいは薬物負荷試験にても左
室流出路圧較差のない肥大型心筋症
肥大型心筋症治療のガイドライン
I.日常生活の管理
運動:軽いスポーツを除き、原則禁止する。
性生活:予め充分な内科治療を受け、安定した状態にあることを前提とする。
妊娠:出産時には抗生物質の投与が考慮される。
飲酒・喫煙:好ましくない
遺伝カウンセリング:遺伝相談が必要な場合がある。
II.薬物療法
無症状または軽度症状の場合:ベータ遮断薬、ベラパミル
心不全症状がある場合:ベータ遮断薬、ベラパミル、ジルチアゼム、ACEI,ARB,利尿薬
不整脈がある例:突然死予防のためにはアミオダロン、カテーテルアブレーション、心房細動例ではワーファリンの投与
III.非薬物療法
NYHAⅢ以上、薬剤抵抗性、圧較差50mmHg以上の閉塞性肥大型心筋症の場合には心筋切開・心筋切除などの外科的治療や中隔塞栓術が考慮される。また、突然死のハイリスク例ではICD植込みの対象となり得る。
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