Survival benefit of aortic valve replacement in patients with severe aortic stenosis with low ejection fraction and low gradient with normal ejection fraction.
Ann Thorac Surg. 2008 Dec;86(6):1781-9.
Pai RG, Varadarajan P, Razzouk A.
Division of Cardiology, Loma Linda University Medical Center, Loma Linda, California, USA.
Severe AS (UCG; AVA<0.8)の患者の長期予後。
結論はEF低下例であっても、正常例であってもAVRによる生存率の改善が見込めるため、積極的にAVRをするべき。ということ。
EF低下群でPGが出ない患者にAVRが著効することがあるのは、よく知られています。
ただEF正常で、PGも少ない患者というのは、どんな患者なのか、良く分かりません。実際にあまりいない様な気がするんですが。
長期のフォローもされており、非常に良い点を突いていると思います。以下の問題点がなかったら、さらに良い論文になっていたと思います。
問題点は、
1、群分けのバイアス;どうしてもAVR群は、全身状態の良い患者を外科医は選んでしまう。
2、フォロー中にASが進行するとAVR群へ回ってしまう。
3、死因について述べられていない。
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