2009年9月14日月曜日

「死ぬときに後悔すること」 ~こんなに誠実な医療者は見たことがありません。


死ぬときに後悔すること25




アマゾンでベストセラーになっていたので、読んで見ました。

良心的な内容で誠実な著者であることが、すぐに感じられました。
医療の現場は、恋愛(この本の中に例えで出てきました)と同じで、奇麗事だけでは成り立ちません。
今までいろんな医療者の本を読んだことがありますが、なんか余所行きの感じがして、これは俺の知っているものとは違う。という思いが離れませんでした。
この本の中には、現実があります。そしてそれに向き合っている著者の姿、無力さが淡々と描かれています。そして最後に小さなドラマが書かれています。こういったお涙頂戴の話のオンパレードではないところが最高です。こうした姿勢が、この最後のドラマのリアリティにさらなる深みを持たせていると思います。

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