2009年8月16日日曜日

抗凝固・抗血小板療法


抗凝固・抗血小板療法

医学のあゆみ 2009. 228. 10


概念的に
血流うっ滞:凝固→抗凝固
動脈出血:血小板→抗血小板
ということになる。

アスピリン
最もエビデンスの多い薬品。
一次予防:エビデンスあり。性差あり(男:心、女:脳)。効果は強くない。死亡率では差はなし。高齢では消化管出血に注意。
二次予防:動脈硬化抑制エビデンスあり。
アスピリン抵抗性あり。定義自体はっきりしていない。

その他の抗血小板療法
エビデンスが少ない。
クロピドグレル(プラビックス)はチクロピリジン(パナルジン)の半分の副作用。有用。

抵抗性問題 ワーファリン、クロピドグレル
肝での活性型への代謝: チトクロームP450であるCYP2C19が関係。PPIも関与する。
CYP2C19の遺伝子多型がある。人によって効き目が違う。
(飲酒の酔いが人によって違う)

イコサペンタン酸は有望かもしれない。

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